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2015/10/08

34)トウモロコシ?!?

 多数の閲覧とコメントを頂きどうもありがとうございます。私がご意見に逐一お答えすると「情報広場」ならぬ「対話」になってしまうので「ほどほど」が肝要と心得ますが、この辺りで少し思うところを記します。
(1)途中からご覧になっている方へ改めてブログの趣旨を一言
 このブログはトウモロコシ(倒茂呂越)であると喝破(?)された方があります。めっそうもないと思いつつ、それにしても上手いことをおっしゃると感じ入りました。
 冒頭にも書いた通り、私は、越市長の市政運営の実態を知る者として情報発信することが大津のためになると信じてブログを始めました。ただし人により様々な見方がありますから、頂いたご意見をすべて掲載して「情報広場」とし、大津のまちづくりに関する情報・意見交換の場となることを心から願う次第です。

 先日、元副市長が「暴露」記事を書いているとの報道がありました(報道の内容は私のブログに沿ってきちんと書かれていました)。おそらく驚かれた市民から市役所にお怒りの電話の2、3本はかかったかも知れません。もし対応された職員がおられたら許してください。
 「暴露」を広辞苑で引くと「さらけだすこと」とあります。さらけだすことが適切か不適切か、正しいか正しくないかは中身と目的によります。こうしてブログをするに至った事態については残念に思いますが、私は正しい事をしていると考えています。

 どうせならもっとズバリと書けとのご意見もありましたが、事実とその解釈を淡々と記述するというスタイルを守りたいと思います。簡明な文を心がけていますがなかなか難しいものです。ある友人からブログよりコメントの方が面白いと言われて複雑な心境になりました。
 トウモロコシは私の関知しない世界であり、有権者が判断されることであると思っています。
 途中からの方は、お時間があれば最初からブログ各ページをご覧いただきたいと存じます。

(2)議会の対応について
 越市長の市政運営のあり方は、これまでから議会で問われてきました。いま4年任期の終わりにさしかかり全体評価を行う時期ということで、議会の動向を注目する(或いは疑問視する)コメントがいくつかありました。私もまた2元制の一方の市民代表である議会への期待をもっていますが、それはページを改め後日きちんと書きたいと思っています。

(3)中学校給食について
 多くのご意見がありましたが、ここでは内部協議のあり方について書きます。
 従来行われていた給食の内部検討は、老朽化している東部調理場の建て替え計画に合わせ中学校給食(1万食分)を一緒に作るとすると用地は確保できるか?といったレベルのもので、実施を前提とした具体的検討に至っていなかったはずです。
 今回実施を表明するにあたっては、土地確保の確かな見通し(議会承認なく先行取得できないのであくまで「見通し」ですが)、ざっとした財政見通し、主な課題と対応の整理、ニーズの予備調査くらいは必要であったと考えます。これらは市民説明のうえでも重要な事柄ですがスケジュール的に見て恐らく不十分であったと思われます。

 細かい課題は事業を進めながら解決していけばいいのですが、スタート時の行政の意思決定に際して重要ポイントの熟議が無かったのではないか?越市長の「思いの強さ」ばかりで発表に突き進んだのではないか?と私は懸念しています。
 本年8月1日に発行された「こし直美後援会NEWS」には、主な取組みとして「中学校給食実施へ(現在準備中)」と記載されています。
 これが誠実な表記であるためには、行政がきちんとした協議・検討を行っていることと、その結果をしっかり市民に説明していることの2点が必要ですが実態は果たしてどうか。「空手形」を懸念するコメントもありますので、ぜひとも越市長のご説明を伺いたいと思います。

(4)ごみ焼却施設について
 もと職員であったといわれる方から長文のコメントをいただきました。廃棄物処理に詳しい方で、越市長のごみ行政について深く憂慮しておられるお気持ちが伝わってきました。また、別の方から私の事情説明を促すお声もあったので少し記します。
 ご存じのとおり、ごみ処理は「焼却」と「埋め立て」を2本柱です。
 南部に大きな最終処分場(埋め立て処分場)があるため、大津のごみ処理体制が北部、中部をあわせた3箇所体制であることに変わりはありません。ただし目片市長の時代、関係者のご尽力によりようやく建設同意を頂いた南部の焼却施設(南部クリーンセンター)の計画を白紙撤回したわけですから、「焼却施設2か所体制」に大きく舵を切ったのは越市長ということになります。

 投稿者は2か所体制にするなら北部と南部にすべきであったとのご意見ですが、ごみの発生源である住宅や事業所が中部に多く南部に少ないことから収集運搬のコストなどを考慮して、北部と中部の2か所にすることとなりました。これにより南部での用地購入が不要になりましたが、中部では敷地を生み出すため温水プールを移転させることとなりました。
 このプールは設備面の老朽化が進んでおり、アクセスや土地利用の面からも移転が望ましいと考えていましたが、私の在任中は結論が出ていませんでした。その後、余熱利用について蓄熱物質を運搬するプランも検討されたことと思いますが詳細は私には分かりません。

 2か所か3か所かという比較検討の過程において、越市長が強引に誘導したり検討結果を捻じ曲げたりされることはありませんでした。もしそんなことがあれば私が阻止しています。まったく別の案件の際、越市長が委託先と直接やりとりされたことがあったようですが、幸いごみ施設に関してはなかったと思います。
 むしろ私が問題であると考えていたのは、地元の方々の信頼されるような市長としての姿勢です。この件で様々な協議を行った地元の方々が、為政者としての責任感や配慮の不足について大きな懸念を表明されました。環境部職員の努力もあり最終的にはご理解をえて事業が進みつつありますが、今後とも各種の地元協議が続きます。市長が誠実に丁寧に地域と向き合う姿勢が重要だと思います。

 問題のもう一つは、市の職員(内部の技術者)に対する信頼が薄く、外部のコンサルタントばかり信頼される傾向が目立ったという点です。結果的に内部の試算と外部の試算が一致して市長が納得された訳ですが、このために多くの時間と職員の手間暇が浪費されました。
 高度に専門的あるいは特殊なものは外注すればいいのですが、もっと職員を信頼し活用しなければ勿体ないかぎりです。越市長の職員不信は一貫しているように思います。
 いまのごみ焼却施設はいずれも古くなっており、巨額の改修費を使いながら運転しています。
 そのためにも早くスムーズに新たな施設を作ることが重要ですが、ここで指摘したような地元協議や内部検討に長い時間を要したことは出費にもつながる問題です。もちろんこれらはコストの比較検討の対象外です。

 私の手元に関係資料がありませんので、具体数値を出していませんが取りあえず私の見解とさせていただきます。ご存知の方から補足していただくと助かります。
 今回は教育シリーズまで手が回りませんでした。