このブログに掲載したコメントは580に上ります。多くの投稿に改めてお礼申し上げます。最近いただいたコメントに「候補者のことを書いてもよいか」というお尋ねがありました。告示日まえの個人のブログですから本来なら「どうぞどうぞ」と言うところですが、ここで、以下に述べる趣旨をご理解くださいと申し上げるにとどめます。
これまで何度か書いてきましたが、私がブログを始めた動機は、市政運営の実態を客観的に多数の市民にお知らせすることにあります。ところが世間には「ぬるま湯につかった公務員が急激な改革について行けず、辞めてからまだブツクサ言っている」という先入観まじりの見方があり、私の記述を眉唾で読まれる方も少なからずおられると思います。
そうした方々に門前払いされることなく、少なくとも私の見聞きした情報だけはお伝えしたい、その上で自由に批判をしていただきたいというのが私の願いです。
そこでなるべく中立的、客観的な記述により「一応は読んでみようか」と思っていただけるようなブログを目ざしてきました。これが「コップの嵐を外に出す」唯一の方法だと私には思われます。
このブログの表現の中で私が特定の候補者のことを云々するとこのスタンスが崩れます。市政運営の実態を報告するという行為が、特定候補の支援業務と見なされかねません。私は(勝手ながら)ある種の使命感をもってブログを運営していますから、こうした見方は何としてでも避けたいところです。したがって私は現役の市長である越直美氏の市政運営以外のことにはふれないように心がけています。
これは私自身のことであって、投稿される方々を縛るものではありません。しかし、仮に投稿欄で候補者の品評会が行われるとしたら、ブログ自体もそれなりの色彩を帯びてきます。世間にはそんなブログもあってよいのでしょうが、このブログではそれを避けたいと思います。こうした考えをお伝えして改めて皆さまのご理解をお願いしたいと存じます。
また、最近のコメントに「市長対策として切られたくない予算を目立たなくする」という記述があり、別の方が「情けない」と評しておられました。
実は私には、この職員(と思われます)の気持ちが良く分かります。確かにあまり褒められた話ではありませんが、この背景には、職員の意見や提言を斟酌せず、ひたすら関心の薄い分野の経費節減を図ろうとする越市長の姿勢があると思います。
情けないのは職員か市長か。それが問題です。