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2019/10/13

84)大津市の公文書が危ない!


「服務の宣誓」を行い、税金から給与を頂いている公務員にとって、公文書はエリをただして市民に提出すべき「業務報告書」です。それを違法に棄てたり改ざんしたりすることは市民への重大な背信であり、公(おおやけ)を土足で踏みにじる行為です。ところが越市政8年目となる大津市において、不祥事の隠ぺいとセットにこうした行為が行われています。

支所および公民館をめぐる市民不在のドタバタ劇、市民病院に対する手のひら返しの兵糧攻め、県を置いてけぼりのガードレール陳情など人目をひく活動(なりふり構わぬ集票パフォーマンス)の陰で公文書の恣意的な処分が行われています。これらは稚拙で強引な越市政というコイン(鐚銭)の表と裏です。何より残念なのは、ごく一部の職員もこれに積極的に加担していると考えられることです。

こうした行為のうち少なくとも公文書の改ざん廃棄について大多数の職員は何も知りません。
ことによると担当部長すら蚊帳の外かも知れません。しかし、あえて厳しい言い方をさせていただくと、もはや大津市役所は、「知らないから無実である」と言えない状況になっているのではないでしょうか。職員も目を開くべきだし、議会においても事実を踏まえた真摯な議論が尽くされるべきだと思います。そして市民の皆さまにおかれては、テレビに映像が映っていることのみをもって良しとする安易な人物評価を再考される必要があるのではないかと考える次第です。
大げさな物言いですが、私は公文書の改ざん・廃棄は民主主義の危機だと思います。

「一時再開」の投稿に添える映像は動物シリーズ、遠方に住む友人の写真です。年を経るにつれ動物がますます高貴な存在であると感じられます。私のつづる文字は人の世のよしなき事ばかり。その点で文章は写真の価値に遠く及びません。







83)各紙が報じたこと


私がコメントしようとしている出来事について、2018年12月以降十数回にわたって各紙が報じています。いずれの記事も事実に基づき書かれています。議会での質問も行われました。ここでは各紙の見出しのみご紹介します。

大津市 職員不当要求 隠蔽か/13年 右翼関係者伴い異動迫る/詳細文書を「廃棄」/市長も把握 組織ぐるみ?(2018.12.23京都新聞)

職員不当要求/大津市、組織的隠蔽否定/「該当せず」根拠不明瞭(2018.12.24京都新聞)

大津市職員不当要求/公文書廃棄、公開請求後か/市「意図的でない」(2018.12.26京都新聞)

職員不当要求/大津市長「対応問題ない」/公文書廃棄 調査せず(2019.1.12京都新聞)

職員不当要求/大津市の文書廃棄「遺憾」/審査会答申「10年保存相当」(2019.9.11京都新聞)

職員不当要求「対応問題ない」/大津市長(2019/1/12京都新聞)

大津市の文書廃棄に「遺憾」/情報公開・個人情報保護審査会が答申(2019.9.12産経新聞)

職員不当要求の公文書廃棄/大津市長「問題ない」/審査会意見受け入れず(2019.9.14京都新聞)

大津市 問われる公文書管理/強制わいせつ事件関係資料「廃棄」/係争中?市「問題ない」(2019.9.14朝日新聞)

大津市男性職員 市を提訴/不当要求事案 文書公開求め(2019.9.19読売新聞)

部分公開取り消しを 男性が大津市提訴/公文書破棄(2019.9.19産経新聞)

大津市 職員不当要求の公文書廃棄/市長「議事録確認を」/定例会見 答申への見解答えず(2019.9.20京都新聞)

公文書公開求め職員が大津市提訴(2019.9.21中日新聞)