2022/02/11

167)公僕について

   公務員をさす公僕(public servant)という言葉をあまり聞かなくなりました。僕(しもべ)の文字が今どきの感覚に合わず「別称」ならぬ「蔑称」と感じられるのかも知れません。では、「神の僕」や「芸術の僕」はどうでしょう。仕える相手が至高の存在ならこの語の印象も変わるはず...
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2022/02/05

166)水増し上等

 ~なに、もう消せません、正しいことと思えませんだと? おまえはどこの生徒会長だ、いい加減にしろ。消すためにわざわざ鉛筆書きさせてるんだ。やつらはエッセンシャルワーカー、県民相手に揉み手して定年むかえりゃいいんだ。俺たちはかじ取り役、公務員もピンキリだあ。おまえは何のために東大出...
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2022/02/04

165)個人的なこと 4

 ためらったあげくに個人的なことを書き始めもう4回を数えます。これで終わりですが今後は個々の記事の公私を峻別せず、全体として「公」というテーマを考えていきます。  2つ前の記事で、これからは残された私の「単独行のブログ」であると書いたところ友人がメールをくれました。~これからも幾...
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2022/02/02

164)個人的なこと 3

  詩人金時鐘の言葉について書こうと考えていた朝、新聞の一面でその人の言葉に出会いました。 「終わりは、いつも終わらないうちに終わってしまうのよ。」  朝日新聞1月28日朝刊、折々のことば(鷲田清一)。鉛筆画家・木下晋との対談「生とは何か」から採られたものです。~裏返していえば、...
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2022/01/29

163)個人的なこと 2

  妻のことは二人共通の友人の一部にしかお知らせしなかったため、今年も変わらず多くの年賀状をいただきました。迷った末、先日その方々にハガキを送りましたが、今後はもはや恒例のご挨拶をすることはないだろうとの思いにとらわれ「年賀状終結宣言」をしてしまいました。ご覧になった方には藪から...
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2022/01/24

162)個人的なこと 1

  このブログは「公」について考えることを目ざし、たとえ個人的な体験であっても社会との関わりを意識して綴ってきました。しかし今回は例外として全く私的なことを記述します。お読み下さる方に恐縮至極、また私自身にも言葉にし難いことを文字にする困難な作業ですが、これをおいてブログも私も先...
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2021/11/24

161)選択のゆくえ

  少なくとも週に1回の投稿と決めて再開したブログですが、元からの遅筆にくわえて机に向かわぬ日々が続いてあっという間に1か月、たいへんなご無沙汰となりました。この間に行われた衆院選の感想をつづります。この選挙で、なんと「民意」は現状維持を求めました。この結果に対する失望と無力感は...
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