副市長の任期は本来なら2012年6月から2016年5月までの４年間でした。越市長のご要請を受け全議員のご承認を頂いて就任し、仲間の激励、期待もあって重責は身に沁みていました。もとより任期を全うする覚悟で就任し、市長のご期待に応えて「市長と職員とのパイプ役」となれるよう一生懸命努めたつもりです。しかしこの２年間に実に様々なことがありました。その中身は後日にゆずるとして、私は結果的に、越市長との意見の相違を乗り越え、一枚岩となって市長にお仕えすることがどうしても出来ませんでした。これは私の力不足によるものであり、さらに当時、私が辞めることにより事態の好転が期待できる情勢であったことから、自ら退くこととなりました。そこで退任式では「一身上の都合」と申し上げたのです。後日これに対し、「波風を立てないきわめて日本的な幕引きである」とのご意見もありました。
退任式のご挨拶は嘘ではありませんが、今このブログではもっと明快にご説明しようと思います。
その理由は、いまだ変わらぬ市政運営の実態の改善に多少なりとも役立つであろうこと、市民の皆さまに市政運営の現状の一端を知っていただきたいこと、退任から既に１５か月が経過しており今さら市政を混乱させる惧れはないと判断することの３つです。
前置きばかりで済みません。勿体ぶっているわけではないのですが、内部事情は外から分かりにくいものです。重要な経過をご理解いただけるよう順序立ててご説明します。
まず、当時の私の状況認識をご理解いただくため、昨年（2014年）3月、私が越市長に差し上げた手紙の写しを「関係資料」のページに載せました。
市長と私の執務室は隣あっていましたが、それが適切と考えられる場合には私の意見を書面にまとめてお渡しすることがあったのです。
（なお、私が退職後に大津市長に意見具申をした際、必要があってこの手紙の写しを添付しました。この意見書は、その後、請求に基づき公文書として公開されました。）
関係資料１ （越市長への手紙）
大津在住の一市民です。茂呂さんのことは副市長時代から存じ上げております。公務に使える者のあり方と市政にかけた思い、お考えを聞かせていただき本当に頭の下がる思いです。今後の大津市政に向けては、市民の名声やパフォーマンスを気にする事が第一の政治ではなく、本当の意味で市民一人ひとりの暮らしに優しい政治を何とか実現してほしいと憂いを禁じえません。このブログをこれからも毎日拝見させていただきたく思います。願わくば再び、茂呂さんが市政のために起っていただければ、と夢想する一市民です。
返信削除大津市北部に勤務している教員です。越市政になり、大津市北部は子どもの貧困問題、発達支援、文化行政で明らかに取り残されてきています。
返信削除保護者や地域のニーズは聞かず、自分の主義主張を押し通す越市長の教育行政にかなり疑問です。
英語教育や給食をはじめ、様々な教育問題に私たち教員の意見など、聞く耳も持たれません。
これが民主主義なんでしょうか。
茂呂さん、ぜひ富田前教育長と共に立ち上がっていただき、この大津市の教育を立て直してください。もっと教員が子どものために元気に頑張れる大津にしてください
茂呂さん、がんばってください。今の市政では職員がかわいそうです。
返信削除私は市の職員ではないですが知り合いから仕事の苦労をいろいろ聞かされています。
今のトップはマスコミを利用してイイかっこしているだけで、内部には独裁で意見を
聞かない仕事ばかり増えるだけで、こんなトップでは市が良くなりません。
早く市政を茂呂さんが立て直してほしいです。関係資料を読んで知り合いの
言っていることもまんざらでないこともわかりました。
ワンマンでブラックな中小企業の経営者みたいで、これが本当なら市民として恥ずかしいはなしです。市役所の部長さんや副市長さんというのはもっと権威のあるものだと思っておりましたがそうでもないのですね。ちょっとびっくりしました。お話の中に「議会筋からも同じような感想が聞こえてきます」と書いておられますが議会というか議員さんがたは感想を仰るだけで市長の良くないことを正したりはされないものなのでしょうか。何度かすごい賞をお取りになった進んだ議会だと前に新聞でみましたが、それでも市長さんには遠慮されるものなんですか。
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