2021/04/03

140)蝶の見た夢

  人生を夢と見なすことは、ある年数を生きた人間にとって何がしかの実感と共に受け入れ可能な見立てでしょう。「人生五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり」は幸若舞、「粟飯一焚之夢」は謡曲「邯鄲」、「処世若大夢 胡為労其生」は私の好きな李白の詩(春日酔起謂志)の冒頭。浦島太郎...
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