2021/09/26

157)教育基本法の「改正」

  われらは、さきに日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしか...
続きを読む »

2021/09/20

156)公共の授業

 来年度から高校で新科目「公共」の授業が始まると知りました。教科書は読んでいませんがざっと調べた限りでは「自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち」や「持続可能な社会づくりの主体となる私たち」のあるべき姿を模索すること、その過程において「答えを教えることから問いを探さ...
続きを読む »

2021/09/12

155)誰かおらぬか

 滋賀版は低品質、全国版は煮え切らない良識路線、中でも昨今の天声人語はあまりに凡庸などと悪態をつきながら朝日新聞を読み続けてきた私ですが、9月12日の朝刊の「朝日歌壇」に掲載された短歌を目にして一言書きたくなりました。選者は高野公彦氏、作者は戸沢大二郎さんという方。  その一首。...
続きを読む »

2021/09/11

154)手段と目的

  自民党総裁選に出馬する者にとって勝つことがすべてだということは理解できます。自分の理想を実現するためには総裁になり首相にならなければ何もならない。そのためになりふり構わず票の獲得に動くのは「手段」、その先にある至高の「目的」が当選というわけです。しかし、果たして目的のために手...
続きを読む »

2021/09/06

153)池のかわず

 1 年前にトノサマを襲名した一匹のカエル、本名はスガエル。目に光なく皮膚に張りなし、もっと鳴けと突っつかれてもカエルの面に水とばかりに知らぬ顔。池をゆるがす流行りやまいに際しては、それを収めるどころか「遊泳促進」「池間交流」と逆さまの号令を連発して病蛙が激増、治療院はふらふら。...
続きを読む »