9月下旬に「越市長ブログ参入か?」で少し盛り上がりました。もしや越市長から何かお寄せ頂いたかと期待しつつ久しぶりにパソコンを開いたところ、音沙汰なし、でした。さもありなん。
しかし、越市長はこのブログの最も熱心な読者のお一人であると確信していますので、ご意見はいつでもお受けするつもりであることをここに記しておきます。
しばらく保留状態であったコメントはすべてアップしました。
その中で「長期的に見て市のためになるかどうかはさて置き、権限を有する市長の看板のために職員は働くものである」という意味の指摘があり、わが身につまされる思いでした。
私は、越市長があまりにも単純に「自分の意思イコール市民の意思」と見なしておられると考え、危惧を抱き、市長へも色々と意見を申し上げてきました。市長と教育委員会との協議の模様について、事情をよくご存知と思われる方からのコメントもありました。
しかし、完全に外部の視点で見るならば、これらはしょせん「内部事情」に過ぎません。問われるのはアウトプットである施策や事業であり、多数の目を引くのはテレビ、新聞の報道です。
「市民に選ばれた市長」、「市長の行う政策」、「法により市長の補助機関とされる職員」、「間接民主制におけるマスコミの意味」、「市民の利益」等の関係について再考を促すご意見であると私は受け止めました。これらの重要な問題について越市長も改めてじっくりとお考えになると本当に良いのにと今さらながら思います。
(個々の職員は、市長のため、市民のためにそれぞれの持ち場で努力していると思います。そうした職員と越市長の関係についてはいずれ記述する予定です)
コメントの中で特養の待機者についてご質問がありました。私は担当部長であったので分かる範囲で記します。待機者1,000人超というのは各施設の待機者数から併願者を差し引いた人数、すなわちダブルカウントなしの実人員です。数年前に1,100人前後であったと記憶していますが、今はもっと増えていると思います。
ただちに1,000人分の施設を作るのは困難ですが(介護保険料にも響く)、待機の方々の生活はご家族を含めて本当に大変です。在宅生活の環境整備と必要最小限の入居施設整備の両輪が必要です。
予算要求額を4年前に揃えるよう指示が出されたとのコメントがありました。私には真偽のほどが分かりませんが、事実なら4年の金額の推移をまず念頭においた指示なのでしょう(予算に関する私見はすでに記したとおりです)。
今日はこれで終わりますが、明日、教育行政の続きにもどります。
茂呂氏が高齢者施策と保育施策の対比で民間保育所運営費に触れられていましたが、大津市の保育関連予算は90億を超え100億近い額になっています。対して教育費は学校教育、社会教育などの総計で100億強。予算額はともかく、この比率は他都市と比較しても異様に教育費の割合が低いものです。
返信削除これは、越市長の教育委員会不要論が影響しているのか、保育園にこだわりが強すぎるのか。保育園の数、定員が急速に伸びているのも気がかりなところです。
大津市の子どもの数は減少に転じています。全国的には待機児童が増加したと報道されましたが、県内では保育士不足となっており、定員まで入所できない保育園もあるのは茂呂氏が指摘しているとおりです。私立保育園の乱立状況の中、子どもが減れば、あとは経営努力の問題で済まされるのでしょうか。茂呂氏も述べているように幼稚園の3歳保育等を活用すれば、ある程度吸収できたのではと考えます。
教育費に目を向けると、鳴り物入りで実施したスクールランチは利用率が1パーセント代で、おおよそ2クラスに一人の利用にとどまっています。これも他都市と比べると圧倒的に少ない数値です。
これらのことは、越市長が施策のスピードを重視するあまり、効果の予測や実施方法の検討が不十分なまま実施に至ったものと思われます。
松下幸之助は「誤りなく事を進めていくためには、できる限り人の意見を聞かなくてはいけない。一人の知恵というものは、所詮は衆知に及ばないのである。人の意見を聞かない指導者はともすれば独善に陥り、あやまり易い。また人心もそういう指導者からはしだいに離れていってしまう。」と述べています。
これは会社経営に限った言葉ではないと思います。
松下幸之助さんの言葉を越市長に送りたいですね。市長のやり方は結局、したいことだけ無理矢理にでもやってしまうということ。これは市政の私物化ではないかと思います。改革に反対するものはでないけれど、まともにふつうにやってほしい。市役所の職員も税金も市長のためにあるわけでありません。
返信削除久し振りにブログが更新されました。
返信削除覗くのが日課になっていたのでありがたいです。これからも公正な姿勢で書いてください。情報広場、応援しています。
スクールランチが2クラスに一人の利用て本当ですか?
返信削除少なすぎでは?
こういう政策は成功と評価するのか失敗と評価するのか?
民間なら分かりきったことです。
費用対立効果はいかに?市長よ説明を聞きたいです。
権限を有する市長の看板のために職員は働くものである。
返信削除その通り。どんな市長のどんな取り組みでも市民が選んだ市長。止めるのは職員ではなく、市民か議会である。
職員は黙って歯車、ロボットとして労働すべし。民間はすべからくそうである。
嫌なら辞めればよい。
という意味ですよね?
再開後にさっそくコメントが入ってきましたが みんな切実感があります。これに対して主宰の茂呂氏は控えめですね。間違いは間違いと、もっとズバリと言って下さい。もう越さんに義理立てしないでいいでしょう。わたしは中の様子が少しはわかる一市民ですが、越さんの全貌がみんな知らないので歯がゆい気持ちでした。今はー大事な時期ですので遠慮ない議論をしてください。私も出来るところで応援しています
返信削除「茂呂氏は控えめ」というご意見、私も同感です。
削除茂呂氏や真面目な読者の皆様には申し訳ありませんが、私の場合は野次馬根性丸出しでおります。
越市長が再選を狙うのはまず確実だと思われますが、茂呂氏の狙いはトウモロコシ(倒茂呂越)だと自分勝手に決め込みまして、その行方を楽しみにしています。
その点で、茂呂氏の攻め方がおとなしすぎると欲求不満を感じています。
しかしながら、また別の考え方を試みますと、これだけ分析的に批判できる材料を蓄え込んでいる茂呂氏ですから、ただ攻撃のための攻撃に走るのではもったいないかもしれません。言いたい放題なら誰にもできますが、冷静沈着な論調は茂呂氏の知識・体験がそれだけ深いことの裏返しだといえそうです。茂呂氏にしかできないという値打ちがあります。
どなたかがコメントされていましたが、越市長サイドでは訴訟可能な誹謗中傷表記を常に探しているとのことで、茂呂氏はそれを織り込み済みだと思います。もっとハッキリとズバズバものを言えとの声はありがたいけれども、同時に、越市長サイドが用意した誘惑の甘い罠かもしれないと慎重に受け止めなくてはならないことでしょう。
茂呂氏にはもっと尖って(とんがって)いただきたいけれども、無理しすぎてトウモロコシが失敗に終わってしまうのはもっとよくないなと私は思っています。
先日産経新聞デジタルの記事を読みました。副市長が暴露記事、とあったので興味を持って読んだ人も多いと思います。かなり詳しく書かれていて読みごたえがありました。そういえば教育長もやめられたんですね。あの方はまともな改革派だと聞いていましたので残念でした。今の方は、失礼ですが素人ですね。大津で二人の子育てしたことが選任理由の一つですが、そんな人は何万人もいるでしょう。私もそうです。
返信削除一般人が教育委員になるのはある意味健全ですが、事務局長的な教育長が教育の専門家でないのは残念ですね。しかもそれが前の秘書課長はびっくりです。人事権は市長にありますので手続きは問題ないですけれど、ツーカーの使いやすい人を持ってきたという見方もできます。これまでこのブログで教育委員会と越市長の協議がかたちばかりになっていると何人も言われていますが、この体制ではよけいにダメと違いますか?承認した議会は何を考えているのでしょう?何せ市長になったら大抵やりたい放題、無理が通るんでしょう。職員は市長の部下だし議会も最後まで市長と対決する気はないでしょう。情けない。大津がどんどんダメになる。私は前の市長の方が、歳でしたが人間的に信用できる気がします。越さんに期待して間違いました。今度は気をつけます。
茂呂氏にもっと言えと意見が出ました。私も歯がゆい気持ちの一人ですが茂呂氏のお考えにまかせたいです。郷土の偉人大石蔵之助みたいなお気持ちでしょう。少しほめすぎですか。いつか多くの人がキチンと大事なことに気づくのではと思います。茂呂氏の調子のおかげでブログがあまり荒れてこないと思います。越市長は再選めざして頼みに歩いておられるらしいです。私の知り合いから聞きました。頼むより出てきた色々な疑問や質問にまともに答えることが先ではないですか?人気取りだけで大津の舵取り役が決まるのは残念です。議会もしっかりしてと私も思います。
返信削除越さんをかついだのはどこの会派ですか。今度もかつぐのですか。ほかの会派は野党のはずですけれどどうするのですか。翼賛体制ですか。一旦政権を取ったらラクですね。
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