「鷹位置内閣」が誕生しました。少なくとも日本初の女性首相として意義があります。性別より中身だという意見もありますが、歴代の男性首相の中身を見るとそうとばかり言えません。よかれあしかれ憲政史に新たな1ページが加えられました。これがこの内閣のたった一つのプラス面かも知れません。もちろん土居たか子氏が衆議院議長になった時のような感慨は私にありません。
マイナス面(懸念事項)はいくつもあります。自民は「保守」の旗を、維新は「改革」の旗を掲げ本来は水と油のはずなのに両者とも基本理念が一致した主張するのは「打算」と「打算」が一致しただけでしょう。夫婦別れした家に早速入り込んできた後釜がちょいと危険な人物で、前妻(前夫)に去られた夫(妻)が「前の相手より相性がよさそうだ」と喜んでいるような状況です。結果として夫婦の危険度はアップしました。
維新のいうセンターピン(なんとも軽薄な表現)である議員削減法案を臨時国会に出すそうですが、これは民主主義のルールにかかわる課題ゆえ何とも乱暴な話です。また、安保関連の3項目も前倒しで進める、防衛費もすみやかに増額すると高市氏は息巻いています。財源は「責任ある積極財政」で補うらしいけれど一体どうするのか理解が困難です。自衛力を高めることに一定の理由はありますが、それは戦争の回避より招来につながる可能性が大いにあって、その議論を深めなければなりません。
物価対策もたちまちの手当てばかりでなく、経済が強化され円の価値を上げるための道すじが明確に示されなければなりません。外国人との共生も夫婦別姓もさらに遠のくでしょう。スパイ防止法案も危険と隣り合わせです。副大臣らには裏金議員も名を連ねています。「決断と前進」の内閣はいいけれど、「何を」が肝心です。高市氏の野望が私には空恐ろしく感じられます。高市内閣の第一印象を記しました。ハイペースの更新でしたが今後はボツボツ書いていきます。
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