関係資料7 大津の図書館で起こったこと

 ここに掲載するのは去る11月8日、3回にわたって投稿された図書館に関するコメントを一つにしたものです。投稿者がまとまった形で発表したいと後記で述べられ、また別の方からこのブログの「関係資料」に転 載してほしいとのリクエストがありました。
 もとより私も分割コメントを拝見して同様の考えに至っていたことから、ご本人との連絡が取れたのを幸い、図書館をめぐる出来事を系列に整理した別資料も頂いて以下のとおり掲載することとなりました(茂呂)。

<コメント内容>

  私は、長年図書館とかかわって市民活動してきた一市民です。
 この度、新聞紙上でも「大津の図書館は、直営で」と、表明されました。しかし、越市長は、記者団へ「最初から民営化を目指していたわけではない」とコメントされています。
 それを読んで、内心穏やかでないものを感じております。ご自分のなさったことに対する反省とか、職員への労わりとか、そういうことは一切関係ない。きっと、「市民が騒いだから仕方がない。私は一言も言っていないのに、あたかも民営化が決まっているように一部市民が騒いで。」とおっしゃっているのでしょう。
 私自身が、見聞きしてきた「大津の図書館でおこったこと」を事実に即して、ご報告したいと思います。

 発足当時は、大津の図書館も市民の期待を受け、小規模でも分館を増やし、『歩いて行けるところに図書館を』という考え方で、今後に期待の持てるいい図書館でした。ところが、その後増えるはずの分館はなかなかできず、専門職としての図書館の位置づけがないまま、だんだんに「滋賀の図書館はいいけれど、大津の図書館は・・・・」と言われるようになりました。
 図書館協議会も大津市には、ありませんでした。志賀町との合併時、志賀町並みに大津市にもできればよかったのですが、結果は大津に合わせることになり、志賀町にあった図書館協議会もなくなり、資料費も合併後も大津市の図書館予算は増えず、結果旧志賀町で潤沢にあった図書館資料費はなくなったも同然になってしまいました。(2006年3月、旧志賀町大津市と合併)
 その他、大津の問題点は、大津市図書館協議会がまとめた「大津市立図書館の現状と今後のあり方」をご参照ください。(大津市立図書館のホームページからアクセスできます)

 この後、時系列に従ってみていきたいと思います。(関係資料8 図書館をめぐる経過参照)
2012年1月、越市長誕生、民主党、市民ネット推薦。若い市長の誕生に硬直化した市政に変化があるのでは…と市民の期待も大きかった。
 図書館でも、2012年2月、市議会で図書館協議会設置条例が可決され、4月には、退職前ではない専門職の館長・次長が配属されました。さすが、市長が変わると、こんなにも一気に改革がすすむのか、と驚きました。
 そして、2013年8月、念願であった図書館協議会も発足しました。(議事録公開―大津市立図書館―大津市のホームページ参照)

 一期2年間協議した内容を「大津市立図書館の現状と今後のあり方』としてまとめました。公民館など指定管理の話がどんどん進んでいるという噂も耳に入り、市民の望む図書館のあり方をまとめておこうというものでした。
 そして、この「あり方」を教育委員会で2014年3月20日に説明させていただきました。教育委員の方々からも「いいものができました、日ごろの活動、頑張ってください」とのお言葉もいただきました。が、この日の午後、富田教育長が辞任されることになりました。(日経ビジネス平成26年6月2日号 参照)
 「市民派市長」と喜んでいたのですが、この頃から「あれ?」と思うことがいろいろ起こることになります。

 2013年8月の協議会で、図書館の方から伊万里・武雄図書館の視察報告を受けました。7月7日、一部議員さんと図書館職員は、市民図書館と言われる伊万里市立図書館も視察されていますが、越市長は8日の武雄図書館視察のみ。
この時の図書館員の視察報告、公開されています。
武雄図書館視察の所見、以下のごとくです。
『所見
 図書館法はなぜ公共図書館が無料で本を貸し出すことを定めているのか、図書館はなぜ無料で本が借りられるのかということに立ち返った時、そこには「知る権利」と「学習権」の保障、「知の平等」「民主主義の原点」という理念がある。
 入口正面から販売用の雑誌・新刊書・文具の販売売り場があり、図書館部分は奥にあるという設計は、図書館利用者への購買意欲を喚起させると思った。
 民間企業は基本的には利潤の追求がその存在意義であり、その観点から図書館運営を民間企業に託すことは、地方自治体の財政で運営する、公共図書館の目的にそぐわないのではないだろうか。
 スターバックスエリアに比べるとカウンター周りの人影はまばらで、無人のセルフレジが導入されていたが、大津市の図書館で日常的に見受けられる活気、利用者とのやり取りというものは見受けられなかった。
 職員の手を空け、相談やレファレンスに時間を当てられるようにセルフレジを導入したということだが、逆にそのことが利用者との接点を遠ざけている。
 こちらも館長が、「利用者から『セルフレジの使い方がわからない』と言われ、教える機会があると嬉しい。そういうことでも無いと利用者としゃべることもないから。私は最後まで有人カウンターにしてくれと推していた。セルフレジになると利用者から教わることもないし、利用者も本の話をすることもないし、聞くこともない」と言われたのが印象的であった。
 やはり、図書館はカウンターが基本であり、そこを通じて利用者とコミュニケーションを行いながら運営していくものであると再認識した。
 また、登録者の半数以上が市外の人ということであるが、その市の市民が借りたいと思う本が半数以上、市外に流出している現状ではその自治体の公共図書館としての役割が果たせないのではと感じた。
 図書館は市民が自己教育、自学のために図書館を日常的に使い、読書を通じて自分らしく生きることや、生活力を身につけることができる施設である。
 そのように自立した市民が増えることが、その自治体の発展に繋がっていき、まちづくりになっていくと思われる。そこが観光施設、商業施設と異なる点である。
このような観点からも各自治体の図書館は、その自治体の市民のために本を買い、提供することが基本であると感じた。』

 この報告は、市長も読んでいらっしゃるはずです。私たち市民は、こんな報告のできる図書館員が大津の図書館にいたということを誇りに思います。

 しかし、市長の意図とすることとは大いに違ったのでしょう。この図書館員と上司である館長、二人ともが富田教育長辞任の後、教育長不在のまま、異動になります。有資格者である館長・副館長はわずか2年で異動になったことになります。
 そして、行政改革を進めたい市長の命を受け、大津市包括外部監査報告書も同年3月だされます。(平成18年行政改革の俎上に図書館もあげられますが、図書館の項目はなじまないと外されることになっていました。)
 この報告の中で、資料費の不足・分館が少ない・館長が1・2年で変わる・専門職職員の配置不足等、問題点を指摘しながら、民間活力導入も視野に入れ検討する必要があると報告される。(問題点の中身は、行政の姿勢であって民間活力導入が問題解決の道ではないことは明らかであるにもかかわらず、なぜこの項目がはいったのか?大いに疑問に思うことであります)

 市長のおっしゃるように「民間委託など最初から考えていたわけではない」のならば、この報告を受ければ、やっぱり、直営かなぁとふつう思うのではないか、ましてや、この職員が異動させられることはなかったのではないかと思います。この時、すでの市長の考える図書館像をお持ちだったのではないでしょうか?

 この報告を受けて、2014年9月の市議会において市議会議員より図書館の指定管理導入の件が質問されます。それを受けて、図書館協議会に指定管理者制度導入に関する諮問がだされます。当初1年かけて検討、2015年夏までということでしたが、12月には3月の中間答申をもって答申とすると急に半年短くなるという決定が下されます。

 また、「協議会では荷が重いでしょうから、第3者委員会を設置して検討してはいかがか」という市長の意見に対し、協議会で十分と市長の意見を取り入れなかった教育部長が9月に異動。

 一方、協議会は粛々と指定管理導入図書館を視察する等、いろんな情報を集めつつ、図書館のあり方を検討していきました。学校教育・家庭教育・学識経験者・社会教育・公募委員・・・すべての委員が指定管理・民間委託には疑問を持ち、教育は行政が責任を持って行うべきだという方向で答申を出すことになりました。

 しかし、協議会無視、というより協議会の決定を都合よく変えたい意向が見え隠れしだしました。協議会は、市民の代表と思って真剣に協議してきましたが、このままでは弱すぎる、大きな市民の声だというものが必要ではないか、と思うようになりました。
そんな折、1月の市長の定例記者会見での市長の言葉です。

「最近の出来事として、佐賀県知事選挙で、私も樋渡さんは非常に尊敬する市長でありましたが、選挙で樋渡さんみたいな人が負けてしまうというのは、本当に残念なことだなと個人的に思っています。
 樋渡さんは大津にも講演に来られたり、また私自身も武雄市の図書館に2回ぐらい行ったこともあります。本当に、最初は病院のことをされて、その後、図書館をされて、今は特に教育でタブレットを使った反転授業というのをされていて、私もすごく多くのことを教えていただきましたが、そのような地方からまさに民間手法を使ってより新しく発展的なことをやって、多くの改革を本当に、言うだけだと簡単ですが、実際そこまで結果を残してやってこられた方というのは他にいないので、すごく本当に残念だなと思っています。
 樋渡さんみたいな人が地方で新しいことを始めるという、それが本当の地方創生であって、そういう人が選挙で負けてしまうようでは本当の意味での何か地方創生というのはできないのではないのかなと思っています。
 でも一方で、選挙の結果ではありますが、なかなか日本の風土として出る杭は打たれるというか、恨みとか妬みとかそういうのがたくさんあるので、あのような方が評価されるような社会にならないと、日本の文化だとか、日本がもう一度世界でやっていくというのはできないなというように思っています。
 実際、樋渡さんは、多分いろいろなことをされてきたので色々な軋轢とかもあったと思いますが、そういうことをやっている人をやっぱり評価するような社会にならないと、日本もこの先非常に暗いと思っています。でも、一方で自民党が樋渡さんのような方を推薦したということは、非常にすごくすばらしいことだなと思っているところです。」(大津市ホームページより)

 この市長の言葉を読んで、市民の一人として、大いなる不安を感じました。
 そして、大津の図書館を武雄の図書館にしてはならないという強い気持ちも芽生えました。
 まだ、マスコミは武雄図書館をもてはやしていました。でも、私個人はツタヤの選ぶ本で子どもを育てたくはない。大津には、スターバックスも大型書店もたくさんあります。紀伊国屋、大垣書店、喜久屋書店、・・・・武雄とは違います。

 そんな時に、草津で「滋賀の図書館を考える会」主催で前川恒雄さんの講演会があることを知りました。お目にかかるチャンスをいただきました。そして、会場にいらっしゃる大津市民に呼びかけて大津の市民の会を立ち上げたい、賛同される方は残ってほしいと呼びかけました。10数人の方が記名してくださって、1月に発起人会を立ち上げ、2月には、大津での前川さんの講演会を持つことができました。

 こうして「図書館を考える大津市民の会」が発足しました。第1回、第2回の「図書館を考える集い」に130数名の方々が集い、真剣に図書館について考え、ご自身の意見を交換されていました。第2回目の「考える会」の後で参加者の中から新たに運営委員の方も募り、「市民の会」の活動が始まりました。いろんな分野の方々が集まって、それぞれの知恵を出し合い、その時その時、考えながら進むという具合に活動が始まりました。その後の「図書館を考える大津市民の会」の活動に関しては、資料の【活動報告】をご参照ください。

 市民の図書館民営化か?に対する危機感は大変なものだと実感いたしました。
 それも「市民の図書館」を経験している旧志賀町立図書館(現・和邇館)の利用者の方々の危機感は絶大なものでした。
 2015年3月6日、協議会の最終答申をまとめました。後事務局と調整して、文章を修正・加筆。3月26日に教育委員会に提出。説明会を行うことが決まりました。
 答申の出る前、3月12日の京都新聞に『民間委託推進ガイドライン』の検討項目の中に図書館が入っていることが報じられます。(図書館事務局は、答申が出るまで待ってくださいと再三お願いされていたそうです)

 そして、教育委員会に伺う予定の二日前、3月24日に突然、協議会の方は教育委員会に来るに及ばずと教育長から理由もなくキャンセル。そして、同時に図書館職員主幹以上8名(内、退職者2名)の異動の内示があります。
 3月26日、新聞記者同席の中、協議会から館長へ答申が渡され、その日の午後、教育長に渡されました。
 3月27日、本館協力者会議の席で館長が「まさか、1年で異動になるとは思っていませんでしたので、図書館のことがようやく分かり、これから私の培ってきた行政手腕で、皆さんのお役に立てるかと思っていましたが異動になり、お役に立てず残念です」と、最後の挨拶をされました。
 毎年、館長次長共に異動するというのは、組織としてもこれがふつうとは思えません。しかも、今回はベテラン司書も生涯学習課に異動した以前の図書館員たちまで、関係のない部署に異動になりました。市民のニーズを把握し、その要求に正しく応えていく司書の仕事は、一朝一夕にできるものではなく、長い経験が必要です。市民にとって、大きな不利益を受けた今回の人事異動だったと言わざるを得ません。

 そんな時、行革推進会議でパブリックコメントを募集していることを知り、広報に努めました。賛成であれ反対であれ、ご自身の考えを寄せてほしいとお願いしました。市民の多くが何も知らないうちにことが進んでしまって、どうしようもなくなってからでは遅い。どういうことが進んでいるのか知ってほしい。武雄市のように市長のトップダウンで市民の声が届かないうちに事が運ばれることは防がなければ・・・。
 しかし、一般の市民がパブリックコメントにたどり着くのも大変です。それを言葉で表現することも。しかし、「図書館を考える集い」に参加してくださった市民の皆さんは、危機感を共有してくださいました。

 3月30日から4月20日まで3週間の間に図書館に関するパブリックコメント388件。例を見ない程の多さだったそうです。この間、市議会選挙もあり、市民の会は圧力団体か?…と言われたこともあります。

 4月3日に市議会議員さんの口利きで、「市長と会って市長の意向を直接聞くチャンスを」と呼ばれますが、実際には私の封じ込めであったような気がいたします。その時の屈辱感、まるで犯人扱いの日々を私は忘れません。眠れぬ夜もありましたが、かえって力を得た気がします。
 その時には、すでに「大津市民の会」は優秀な自立した市民の集まりになっていました。私は呼びかけ人ではありましたが、「大津市民の会」のリーダーではありませんでした。その時その時、知恵を出し合って行動する、誰かに言われて動くのではなく、自分で考えて、自分で判断して動く自立した仲間がいました。図書館を愛する人たちは、こういう人たちなのだと改めて思いました。

 さて、この時市長室での面談。市長の口から聞いたのは、「私は、民営化するとも、指定管理者制度導入するとも一言も言っていません」のみでした。どういう図書館像をお持ちなのか聞いてみたかった。その後、「市長への提言」へお手紙を出したり、議員さんへもお便りしたり、大津の図書館をよりよくするためにお力をお貸しくださいと、心を込めてお便りしました。あちこちの新聞も図書館のことを記事にされるようになり、パブコメも無視できなくなり、少し潮目が変わってきました。
 6月市議会でも4人の議員さんが図書館のことで質問され、教育長は協議会答申を尊重すると答弁されます。

 一方、協議会答申は図書館に差し戻され、図書館としての検討報告が出るまで、半年。
 新館長の元、中核都市の図書館や職員にもアンケートをとり、結果3月にだした図書館協議会答申に即した報告書に近くなりました。
 この間の図書館の混乱ぶり、協議会委員の顔ぶれは変わっていないのに事務局の顔ぶれは一人和邇館館長を除いて全員が変わるという異常ぶり。しかも、結果3月段階に戻りました。
 責任の所在は、どなたにあるのでしょうか?


【後記】
今回のことで学んだことがあります。
「図書館は、考える市民を育てる」ということを実感いたしました。今、「市民に選ばれたのだから・・」と、トップダウンで人の意見も聞かずことを急いで結果をだそうという首長も増えてきています。しかも、「いやなら次の選挙で落とせばいい」といった発言もよく耳にします。真の民主主義は声なき声を如何に拾い上げ施策にどう生かすかが大切と言われますがもはやそれは死語かと思うようなことを目にします。

 憲法13条で、「すべて国民は、個人として尊重される」とうたわれていますが、ひとりひとりを大切にする図書館の本来のあり方こそ、この憲法にいう基本的人権を具現化してくれる場所だと思います。住民ひとりひとりの知りたい、学びたいという要求に丁寧に応え、どんな本を読もうとどんな思想を持とうと、ひとりひとりが個人として尊重され、文化を次世代へとつないでいく、そういう図書館であってほしいと思います。

 そのためにも、首長は、高い志と倫理観を持ち、誇りを持って働ける図書館員を配置する責任があると思います。そして、私たち市民もこれら基本的人権は、当たり前のように享受できると思っていましたが、そうではなく憲法12条にいう不断の努力がいるのだと改めて思いました。
(12条:この憲法が国民に保障する自由および権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。)

 今こそ、私たちは何を望みどういう世界を作りたいのか、ひとりひとりの問題として自分で考え、共に悩み、自分で行動しなければならない。そういう時代に直面いていると思います。一人の力はちっぽけかもしれない。でも、そのひとりが動かなければ、表現しなければ、何も変わらないし、むしろ大事な権利も奪われてしまうかもしれない。そんなことを感じた今回の図書館問題でした。

 以上、私の見聞した「大津の図書館で起こったこと」と私自身が感じてきたことを述べました。(あくまでも私見です。「大津市図書館協議会」とも「図書館を考える大津市民の会」とも、会の見解ではありません。そこに、たまたま居合わせた一個人の見解です。)
 出来ましたら、これら一連の報告をまとまった形で発表し、よりよい図書館を考える資料として役立てていただけたら幸いです。

  (参考) 関係資料 8 図書館をめぐる経過


1 件のコメント :

  1. 職員です。
    市長の「協議会では荷が重いので第三者委員会を設置しては」というお話ですが、お察しのとおり市長の意のままに事を運びたいための意図が明白であったと思います。
    市長と第三者委員会について協議をしますと、必ず事前に委員候補を報告するように指示があり、自分の意のままになるような人選をされようとされます。
    このようなことなど、市長の言う行政改革とは大津市民のためではなく自らの実績づくりのためにされていると感じることが多々あります。
    市民の皆様は市長の朗らかなクリーンな印象のお顔しかご存知ないでしょうが、職員に対する傲岸不遜な様子を是非とも知ってもらえたらと思います。

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