大津市政 2 ~市長としての資質 ①聞くということ~

(2)市長としての資質
まずは公人として基礎となる資質の問題です。ここでは、越市長の「聞くこと」、「信頼すること」という二つの基本的態度を確認します。

   聞くということ
人の言うことに耳を傾けないという評価が越市長について回っていますが、先ずこの点を取り上げます。多数者のみならず少数者の声を受け止め、バランスを取りつつ如何にうまく市政に反映させるかに腐心する為政者にとって、また組織を束ねるリーダーにとって「聞く耳を持つ」ことは基本的な資質です。ところがこの資質が越市長には不足していると言わざるを得ません。
これは、市長協議をはじめとする多数の機会を通じ多くの職員が痛感しており、内部の公文書からもこのことが伺えます。また、議会でもこれまでから問題視されており、そのうち本会議での議論については議事録に明らかです。
さらに、各種団体、関係機関、住民など市長と対話した人々の多くが、協議、説明、報告、交渉、要望などそれぞれの場面で市長が聞く耳を持っていないと感じ、そうした感想を述べています。
そもそも市役所の仕事は、福祉、環境、建設、都市計画、教育と多岐にわたり、しか
も継続的に取り組んでいる事業が多いことから、市長には、明日を展望する上で過去の経過を踏まえ歴史に学ぶ姿勢が求められます(最新情報の入手が重要なのは言うまでもありません)。
また、多種多様な市民ニーズを正しくつかむ必要があることは前述のとおりです。
さらに、関係機関や団体の理解と協力を得るための調整が重要であることから、相手方の主張をじっくり聞くことも大切です。
したがって仮に経験豊富な市長であっても、常に職員はじめ周囲の報告や意見を聞き、慎重に判断し、適切な決定ができるよう努めるのが当然でしょう。
まして行政経験がいまだ十分といえず、人生経験も長いといえない越市長の場合は尚
更のこと、周囲の声に十分耳を傾けて妥当な結論に到達できるよう努力することは極めて重要であると思います。
越市長はなぜ市長としてなすべきことをなさらないのでしょうか。 
 「きちんと耳を傾けるように」と各方面から越市長に対して助言、要請、依頼が繰り返されてきたにも関わらずあまり改善が見られないこと、一方で「聞くことは主体性の放棄である」等と越市長が誤解されているように見受けられないことから、ひょっとすると「聞かない」のではなく「聞けない」のかも知れないとの疑問がわくほどですが、どちらにせよ結果責任は同じです。
聞く耳をお持ちにならない越市長は、残念ながら、市長としての重要な資質に問題があるのではないでしょうか。
 ちなみに、時に両耳に鉛の栓を詰めたかのように感じられる越市長が「耳を傾ける」
相手も少しはあると推測されます。
一つは越市長の興味ある分野で活動する外部の有識者(弁護士、教育評論家、メディ
アによく取り上げられる先進都市の首長、企業経営に明るい人物など)であり、一つは恐らくご自身の知人友人の一部の方々(越市長と同じ年頃の子育て世代に属する人々)ではなかろうかと思われます。
結果として一定の範囲の情報に頼りがちな越市長にとって大津市民とは、まず第一に、子育て世代の働く女性たちであるようです(その方々が大切な市民であることはもちろんです)。
しかし、家族介護の体験が政治家の原点と市長自ら語っておられるにも関わらず高齢者の存在感が薄く、また国保料の負担に耐える低所得者、あるいは公民館活動にいそしむ地域の人々などへの眼差しがあまり感じられません。
これが以下に指摘することと相まって越市政に何がしかの偏りをもたらしているのではないかと懸念するものです。



7 件のコメント :

  1. 興味関心の偏りが激しく、生活観に欠ける市長であることは以前から知っておりましたが、ブログに記載された具体的な内容を拝読し、改めて決定的な認識に至りました。大津市のあらゆる市民生活に興味関心をもち、広い了見で市政をすすめるべき立場であるにも関わらず、彼女は、アピール性の高低で、事業を選り好みしています。何かしらの外箱さえ作っておけば、中身は適当にしておけばよい、そういう発想をもつ、きわめて独裁的な市長に大変失望しています。

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  2. 組織は人です。トップも結局は人格です。こういう考えを若い市長さんは小馬鹿にされるかも知れません。でも職員に尊敬され、心を掴まないと組織としてよい働きはできません。越市長のやりかたでは組織が死にます。
    それとも越市長のやり方が今風で正しいのですか?誰か具体的に越さんを弁護する職員さんはいないのですか?議員さんの声も聞きたいです。ブログに今後も注目します。

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  3. 市役所の職員用パソコンではコメント一覧、関係資料の部分は職員には閲覧出来ないようにされているようです。
    そういった事を誰が指示しているのかは分からないですが・・・・。明らかに言論統制です。
    市長の側近が指示しているのでしょう。都合の悪いものは見せない、ほんとうにどこかの国と一緒です。

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  4. 「市役所の職員用パソコンではコメント一覧、関係資料の部分は職員には閲覧出来ないようにされているようです。」というコメントがありましたが、これは職員用パソコンのブラウザーに更新プログラムが適用されていないためでしょう。
    このブログ運営サイトがネット攻撃から守るために「セキュリティ証明書」を更新したようで、それに対応したブラウザーの更新プログラムが提供されています。
    市役所内のパソコンもそれを適用すれば見れるようになると思いますが、市役所内のセキュリティを確保(不正なダウンロードから守る)するため、ダウンロードに制限をかけており、更新プログラムが適用できていない状態だと思います。
    このようなことは、セキュリティがしっかりしている企業等ではよくある現象です。
    ですから、このブログの閲覧を制限するような指示はないと思います。

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    1. そのセキュリティー証明書更新のことで、以下の2点を教えてもらえませんでしょうか。

      ①セキュリティー証明書更新が行われたというアナウンスはどのサイトに行けば確認できますか?(Google セキュリティー証明書 更新のキーワードでは検索にヒットしませんでしたので。Googleをbloggerに変えて検索してもダメでした)

      ②セキュリティー証明書更新が関係資料やコメント一覧を見られない原因の場合、該当ページにはそれを示すなんらかのメッセージが現れますか?

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  5. セキュリティ証明書の件について
    IE8の画面左下にエラー表示がひそかに(笑い)表示されていると思います。
    それをダブルクリックして開くと、おそらくwedgetに関するエラーが記載されていると思います。
    ソース(HTML言語)から判断すると、wedget関連のテンプレート(css)を呼び出すのに、googleおよびbloggerのサイトにhttps(セキュリティ接続)でアクセスするようになっていますから、この段階で証明書エラーとなり呼び出せず、wedgetのセクションが参照できなくなり、表示されなくなっていると思います。
    IE8のオプションの証明書を開き、エラーとなっている証明書一覧をみれば、そこにgoogleが表示されているはずです。
    アナウンスの件ですが、「google 証明書エラー」で検索してみてください。対応方法などが書いてあるページが結構ヒットしますよ。googleから正式に何らかの発表があったかどうかまでは、私も知りませんが、検索してヒットしたあるページにそんなことが書いてありました。

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    1. ご返答有難うございます。

      市役所ではまだIE8なんですか!?
      私は市役所職員ではありませんので、ブラウザはIE11とChromeです。
      市役所職員の方が実際に画面表示を確認されたら、セキュリティーエラーの有無が分かりますね。

      ただ、httpsから始まるURLでCSSにアクセスする設計は、ホームでも大津市政でも、bloggerに共通のものだと思えるのですが、ホームや大津市政は見られるわけで、この点はHTMLを担当した達人に尋ねたほうが確かですね。

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