2026/02/11

304)高笑い

 国家を人にたとえるといわゆる先進国は「高齢者」ばかり、中でも日本の「ふけこみ」が顕著です。しかしわが国の少子高齢化はずっと前から高い精度で予測されていたし、産業の国際競争力や食料自給率の低下も長年の課題です。貧富の差は広がり、戦争に巻き込まれるリスクも増えました。これはここ40年ほどの「国の舵取り」の結果であって、そのシワ寄せがまず弱者に及んでいます。

 この事態に最も大きな責任を有する政党は自民党ですが、「与党病」にかかっている同党、特に高市総裁にその自覚はありません。この状況をわずかでも改善するにはどこの誰に一票を入れるべきか? こう思案しながら私は投票したものですから選挙結果にガックリしました。自民党が好きとか嫌いとかではなく「国の舵取り」が心配なのです。

 これからの日本の飛躍的発展はムリにしても、たいていの人は「国が平和に存続し、価値が継続的に生み出されて国民がそこそこ暮らしていけるようにしてほしい」と願っているでしょう。それに応えるのがまさに政治の役割ですが今回の選挙では各党ともビジョンを語らず、目先の経済対策を(有効性の説明なしに)訴えるだけでした。高市解散の経緯と各党の姿勢に対して有権者はもっと怒ってよいはずです。

 いやはや驚くべき高市人気です。初の女性首相でしかも「働き者」、「実行力がある」、「分かりやすい」と評価されていますが、その「長所」がもたらす推進力がどこに向かうかを問う声はありません。これがブームというものでしょう。SNSを主な情報源とする無党派の若者の支持は9割に近い数字です。高市氏がネットジャックを起こしたと表現するコメンテーターもいました。

 それにしてもなぜSNS言論は「右より」なのでしょう。インターネットは匿名空間ですから政治的に「極左」から「極右」まで多様な言説があってよいのに、実際は保守的で排外主義的な意見ばかりが目立ちます(一々読むにたえないので印象だけで書いています)。参政党が伸びたのもSNSのおかげでしょう。SNSは被災地に「善意」も届ける一方で、それにまさる反感や分断を煽っているように見えます。なぜでしょうか。

 躍進した「チームみらい」は正体不明です。テクノロジーで政治を変えるという主張は手法論であり政党結成の理念になりえません。しかし今回は他党のように消費減税を訴えなかった無欲さが支持されたようです。この上はぜひ「ITを駆使し民意をより正しく反映できる選挙手法」を提案してほしいと思います。自民党は27%の得票で86%の議席を得ましたが、蔭で行き場を失くした民意が宙をさまよっています。

 「中道」は無残と言うほかなく、「立憲」に至っては壊滅状態です。死に票を大量に生ぜしめた責任は彼らにもありますから人材を欠く中でも体制を立て直して再出発を図るべきだと思います。自民党が独裁に走ることがないよう、政治が地すべりを起こさないよう、国論が二分してしまわないよう身体をはって言論を起こすのが野党の責任であるはずです。

 前置きのつもりが長くなったので「新春法談」は次回にまわします。昨夜、O君とI君を招いて夕食を共にしましたが二人とも選挙結果に怒っていました。O君は「日本国民は××とちゃうか」と過激なことを言い、I君はうなずきながら一人だけお酒を飲んでいました。彼は、飲みたくて飲めない私、もともと飲まないO君の手前、焼酎のお湯割りをポットで持参したのです。「茂呂さんが飲まはらへんのにそこまでして飲むの?!」と家で難詰されたらしいけれどもっともな話です。







 

 

 

 
 


高市氏によるネットジャックだと


では重要方針を議論のヒマさえありませんでした「いかに国をうまく回していくか」の基本方針が大事です。ところが各党の訴えは目先の話に終始しました。それで投票せざるを得なかった

今回の選挙で国の舵取りをどうするか、正面から論じる政党はありませんでした。


健康維持のに努めていれば状況は違っていたでしょう。


の発展とまで言いません。少子高齢化は止めようがなく

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