なお、前回の項目(大津市政19・歴代市長との比較)はこのページではなくホームの記事として記載しました。したがってここでは「大津市政18」のあとにいきなり「20」が来ますが脱落ではありません(19についてはホームを参照してください)。
さて、越市長の長所、美点です。
越直美市長は、心身ともに大変タフであり、強い意志をもって粘り強く事に当たられますが、これは政治家として優れた資質と言えるでしょう。
さらに輝かしい経歴が示すとおり極めて高い知的能力の持ち主です(私ごときが言うのもおこがましい限りです)。
しかも強い自信と丈夫な神経を持ち合わせておられます。
そして自分の目的を遂げるために何をすればよいのか、どのような働きかけをし、演出をすればよいのかという戦略にたけ、それを大胆に実行に移すことが出来ます。この相手にはこの対応で行こうという緻密な作戦を立て、数手先までの見通しをお持ちであると思います(この辺りが計算によるものか直観によるものか正確にはわかりません)。
さらに、身に備わった資質とは関係ありませんが、マスコミの注目度が大変に高いことも多数に訴える必要のある政治家としては有利な点です。
もちろん越市長はこのことを十分にご存じで、マスコミをフル活用してご自分のPRに努めておられます。
一言でいうと、越市長は大変パワフルで発信力の強いリーダーです。
しかし、と続けざるを得ないのですが、こうした長所や強みを有する越市長は、既に述べたとおり数々の問題点を併せ持っておられます。
そして大変残念ながら、これらの「長所」と「短所」は、お互いに差し引きして補い合える性質のものではないと私は考えています。
それどころか、「短所」がもたらす市政運営上の問題点を、「長所」が後押ししてさらに拡大してしまう可能性すらあるという気がします。その実例を私は多く見聞してきたと思っていますが、ここで一例をあげるなら、越市長と教育委員会との連携のあり方、協議の持ち方です(議会でも大きな問題となり、教育長の辞任にもつながった経緯です)。
それにつけても冒頭に記したように、市長として備えるべき資質や姿勢は、本当に重要なものであると思わずにはいられません。
そういうお前はなんぼのもんじゃ?というお叱りの言葉が、早速あちこちから飛んできそうです。
それに対しては、済みませんお見かけ通りただのおっさんです、としか答えようがないのが正直なところです。
私は長年、自治体職員として私利私欲なく働いたつもりですが、そんな人はいくらでもいます。
このような私を何か特殊な者にしている要素があるとすれば、
①越市長の市政運営をお手伝いしそれが大きな問題をはらんでいるとの認識に至ったこと、
②私なりの是正の手段として副市長退任の道を選んだこと、
③その後の様子を見るにつけ何とか手を打たなければならないと考えたこと、
④そこでブログを始めネット上の情報広場の実現を目ざしたこと、の4点に集約されると思います。
そして様々なことを書き連ねてきましたが、掲載した手紙、挨拶、記事などをふりかえり、時期はバラバラであっても、私としては終始一貫して同じことを訴えていることを再確認しました。
越市長も一人の人間ですから長所も短所もあって当たり前です。全体で見て市長としてどう評価できるかという一点が大津市民にとって重要です。どう考えても越市政は大きな問題を抱えているという私の考えに変わりはありません。
う~ん、茂呂さん、もうちょっと深くいって欲しかったなあ・・・連日の更新でお疲れの頭にムチ打つようで恐縮なんですけど(笑)。
返信削除ここに挙げた美点と政策の中味がまるでリンクしなかったんでしょうか?いい方向にも、わるい方向にも。
そこを分析していただきたかった。
あるいは、待機児童解消策、早期英語教育開始、中学校給食など、越市長の目玉的政策があるわけですが、越市長の人柄だから手をつけてはならなかったのか、もっと別のいい人柄の市長であっても手をつけてはならなかったのか。
このへんどうなんでしょ?
といいますのも、歴代市長との比較を読んだ市役所職員らしき方々が、山田・目片時代を懐かしんで、昔はよかった的な発言をなさってます。じゃあ何か、市役所職員から慕われる市長がいちばんいいのか?という流れになりかけています(それなら市役所でオーディションでもしとけよ)。そういうこっちゃないわけですよね。
市役所職員らしき方から中学給食実現までには10年かかるというコメントもあったりしまして、それなら、越市長でなくても、中学校給食を言い出す市長はみんなウソつきになってしまいます。三期やらせてくださいと選挙戦で頼むしかない。
職員たちが市長をお支えしていますと茂呂氏はおっしゃってましたが、中学校給食に10年では、お支えどころかお邪魔です。お邪魔します~、邪魔するなら帰って~、のよしもと新喜劇ですわ。
そこを5年とか3年とかに短縮するのが首長の手腕だと思いますが、大津市職員は辣腕を発揮しようとする首長なら誰のこともわるくいうのではないかと、そういう風に見られてしまそうです。
こうなってきますと、茂呂氏がどれだけ理路整然と越市政の欠点を分析してみせても、越市長の掲げる「外部の視点」のひと言に負けてしまいそうです。
茂呂氏は、越市長のために働くことは市民のために働くことにならないと、副市長退任の道を決めました。これでもし越市長が再選されたら、見てみい、茂呂は民意に負けよったやないかと、誰かが言い出します。
私、そんなん、ゼッタイにイヤですからね。
優れている点と言うタイトルの割に、最終的には批判なんでガッカリしました。
返信削除客観的に大津の現状を伝えようとしていると耳にしたのですが、読み進めて行くと役所内部の情報を漏えいしている退職者の愚痴にしか見えなくなってきたのが残念です。