大津市は、これまで文書の非公開理由として「プライバシー保護」をあげ、「被害申告
の有無すら答えられない」と一貫して説明してきました。ところが実際は、平成25年10月
11日に大津市が自ら記者会見を開き、「被害の申し立てがあったこと」や「双方の言い分
が食い違っていること」などを発表していました。
<尋問概要>
「質問」
セクハラ被害があった事実さえ明らかにしてはいけないから非公開にしたというのは、後
付けの理由ですね?
「元人事課長」
・いえ そんなことはありません。
「質問」
平成25年10月11日に大津市は記者会見を開いて、被害申告があった事実、双方の主張は食い違っていたことを公表しましたね?
「元人事課長」
・正直、上司が対応していたのでその時のことはよく分かりません。
「質問」
再度質問しますが、今の事実関係からすると後付けの理由ですね?
「元人事課長」
・記者会見のことはよく分かりません。
「質問」
大津市長がとにかく非公開にするように言ったのではありませんか?
「元人事課長」
・そのようなことはありません。
「質問」
では、大津市長からどのような指示があったのですか?
「元人事課長」
・条例を適切に運用するようにとかは言われたと思います。
<付記>
大津市側の別の証人は、この記者会見は越市長の指示で開かれたと証言しました。もちろん、当時副市長であった私も同じ認識です。
また、この記者会見では「双方の言い分が食い違っていた」とした事実経過について、市が平成30年12月25日に行った記者会見(後述)では、「事実経過で根幹部分はほぼ一致していると認められた」と説明しています。
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