2019/12/28

113)公文書裁判⑫~第2次訴訟速報~

 12月26日、大津地裁において、大津市による公文書非公開処分の取消を求める第2次訴訟の公判が開かれました。この訴訟は始まったばかり。証拠として提出されている公文書(市自身が「ない」と説明していた文書)は本物であると市が認めるかどうかが問われています。市は、来年1月末までに「本物と認めるか否か」を書面で地裁に提出することになっており、それに基づいて2月に公判が開かれます。

 さて、12月26日の公判終了後、原告側代理人弁護士が報道陣に対し、「被疑者不詳のまま公用文書毀棄罪の刑事告発をすることを検討している」と発表しました。その趣旨は、大津市において公用文書の毀棄・隠匿が行われたことは疑いの余地がなく、それが何者かの過失によって行われた可能性は限りなくゼロに近い。つまり何者かの故意によって行われた犯罪行為である可能性が極めて高い。よって刑事告発を検討している、ということだと聞きました。

 「検討している」理由は、今後さらに精査をおこなうとともに、本来は大津市において調査が行われることが望ましいことから、その動向を注視する趣旨であると聞きました。以上、私の知った事実を速報としてお伝えします。



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