2019/12/28

114)公文書裁判⑬~法廷外の証人~

 越市長は「臭いものにフタ」の悪癖がある上、それを周囲に強要しますが、公文書を消去したように人々の記憶を消し去ることは出来ません。問題の「不当要求行為」はまず5階会議室で一部始終を録音された後、2階フロアに移動して多数の「観衆」の前で繰り広げられました。

 元人事課長(後継者)が「単なるミスによるもの」と説明している個人情報開示に関する奇妙キテレツな起案にしても、私を含め多数の決裁者がいます。このように市役所には真相を知っている職員が何十人といるのです。

 もし、これらの人々が1119日の尋問に揃って出廷してありのままの事実を証言したら越市政はひっくり返ったことでしょう。ところが、ほぼ全員が証人となることを拒否しました。その結果、真実を述べた証人は原告と私のたった二人。これを私の自己宣伝だと思われる方は、110日に公開される証言記録を書証と読み比べてください。

 しかしながら出廷しなかった証人を責めることは決して妥当ではありません。これらの人々は少なくとも現段階において公然と真実を語ってはいませんが、越市長のために虚偽の証言をすることを回避し、公務員としての誇りを守りました。越政権下の市役所職員として簡単な選択ではなかったと思いますが、彼らは「踏み絵」を踏みませんでした。

 そしてやがて、これらの人々が閉ざしていた口を開く時が来るかもしれません。現にいま私のもとに多数の人から様々な声が寄せられています。越市長の組織運営に対する批判や後継者に対する辛口の評価があり、自らの辛い「体験談」があります。「いずれプレスにぶちまける」とか「パワハラ被害者の会を結成したい」との声さえあります。一足先にブログに書いてくれという注文も受けました。

 血気盛んな年齢を過ぎた私として、すぐに「どうこうしよう」という気はありませんが、彼らの主張は痛いほど分かるのです。越市長の不出馬表明で明らかに空気が変わっています。これを組織再生の兆しと見るべきでしょうが、新しい市長は8年間にたまった組織のひずみや職員の声なき声を決して軽視すべきではありません。越市長も8年間を省みることを忘れてはなりません。また後継者は、越市政が12年に及んだ場合に自分がどのように振舞えたであろうかについてリアルに想像しておく必要があります。私は、すべての職員の皆さんのモラルによって職員間の亀裂が修復されるであろうことを念じ、かつ固く信じています。




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