2020/08/14

121)ガラスの天井挑戦記

 越直美氏はなぜ大津市長になろうとしたか、市長になってみてどうだったか、どうして市長を辞めたのか、、、朝日新聞の日曜版でご本人がたっぷり語っておられます。題して「ガラスの天井~越直美の挑戦記」。これは本年1月に始まった不定期のコラムで10回を超えてなお続いていますが、公文書裁判の報告の合間に「裏事情を知る読者」として少しばかり感想を書かせていただきます。

 まずお断りしておきますが、私も「ガラスの天井」はあってはならないと考える人間の一人です。この目に見えぬ天井を、越氏のようにごく一部の女性が格好の「ジャンプ台」として利用してしまう皮肉な現実もありますが、私は有形無形の不利益を受けている大多数の女性の代弁者としてではなく、男性たる自分自身の問題として、むしろ性別を問わぬ人間の在り方の問題としてこうした不平等はあってはならないと考えています。

 また、このコラムは、越氏が一向に応じようとしない証人尋問のように真実を述べることを義務づけられたものではありませんから、ここで語られた事柄を一々取りあげてウソかマコトか吟味するのも野暮な話です。つい揚げ足をとりたくなる気持ちをぐっと抑えて虚心に越氏の文章を読むと、越氏が「何を物語りたいのか」が浮かび上がってきます。同時に「公」に対する越氏の失礼ながら浅薄な考え方が見えてきます。この感想文は何度かに分けて書く予定です。


 (カランコエ)


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