2022/03/18

172)コ氏敗訴!

 大津市の情報公開拒否は違法である。越氏が副市長を通じて男性職員に何度も示談を強要したことも違法である。無罪確定後の男性職員を犯罪者扱いしたことも違法である。~ きのう3月17日、大津地裁の国家賠償請求訴訟においてこのような判決がありました。地方公共団体の違法性が認定されるのは稀とされる国賠訴訟でこの判決が出たことは、市の違法性がそれほど明白であった証左でしょう。本件はすべてコ氏一人が専権的に判断、決定、指示をしたという事実を踏まえると、実質的には「コ氏敗訴」です。

 しかし私はまず、自分の過ちを認めるところから始めなくてはなりません。私は2012年6月から2014年5月まで副市長の職にあり、この間に市が行った処分全般に責任を負っています。中でも私が直接行った重大な行為として、2013年9月以降、本訴の原告(前の記事と同じく「B氏」とします)に対し、係争の相手方と和解をするよう指示をした事実があります。自室に呼んで指示したり勤務時間外に電話したこともありました。威圧的な言葉づかいはしていませんが、B氏にとって副市長から繰り返し指示を受けることは大変な苦痛であったと思います。今回、この行為が違法であると認定されました。

 これに対しコ氏は、「検察官からの問い合わせを副市長に伝えただけ」とコメントしていますが、その鉄面皮ぶりに言葉を失います。コ氏は私に、「早く和解させてくれ、起訴されたら99.97%有罪となる、それをしっかり伝えてほしい」と繰り返し指示しました。私は、2、3回B氏と話して拒否の意志が固いと分かったのでコ氏にそれを伝え、最後は本人の考えを尊重すべきだと意見しました。コ氏は「私の指示を言葉どおり伝えているか?」と不信を示し、B氏がA氏を虚偽告訴罪で訴えていることも「論外だ」と怒りをあらわにしていました。コ氏から私への「和解指示」はおよそ10回、それを受けた私からB氏への「市長指示伝達」は少なくとも6、7回に上りました。

 和解を拒否したB氏は起訴されて刑事裁判を受けることとなりましたが、2014年に無罪が確定。私はすでに副市長を辞めていましたが、B氏宅を訪問し、和解を強要したことを謝罪しました。B氏も笑顔で応じてくれました。しかし今、国賠訴訟でコ氏および私の行為の違法性が指摘されるに至ったことから、改めてB氏に心からお詫びを申し上げます。市長の指示に従ったまでという言い訳は通じません。まことに申し訳ございませんでした。

 これらの経過はすでにこのブログに書いてきました。いま過去の関連記事を読み返して、すでに言うべきことは言っていると思いました。皆さまにはまことにお手数ですが、以下の記事を再読いただけたら幸いです。
 85)陳述書(1/2)~何が起きたのか~
 85)陳述書(2/2)~なぜ隠すのか~
 88)大津市で起こったこと(時系列資料)
 89)対応の分かれ道~越市長の選択~

 ブログ内でリンクを張るやり方が分からなくなり、閲覧しにくい状況です。おいおい改善に努めますが当分はご容赦ください。肝心の「判決への評価」および「大津市の反省点」は次回以降の記事にまわします。
 最後に越直美さん、あなたは今後どのように対応されますか。B氏に対する謝罪。その他の職員に対し無益無駄な仕事をさせ敗訴したことに対する謝罪。なによりも公文書の隠蔽、改ざん、廃棄等により市民の信頼を失墜したことへの謝罪等々。
 まずは訴訟参加した立場を鑑みて大津市長室を訪れ、謝罪するとともに今後の自身の対応について相談されてはどうかと考える次第です。
 



 

 

 
 


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