2023/07/05

209)実用解体新書

 この半年をかけて母が遺した家の整理を進めてきました。220坪の敷地に4つの建物(母屋、プレハブ2棟、物置き)があり、すべてにモノがつまっていましたから、当初はエベレストの麓に一人立ちつくし雲のかなたの頂上を見上げる気持だったのです。今やっと9合目あたりまで来て「始末記」を書くゆ...
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2023/06/21

208)魚の目は泪

 起きてから寝るまでの一日の時間の推移は身体感覚でつかめるし、何より時計が正確に教えてくれます。仕事はたいてい5日間を必死で泳ぎ土日にフーッと息をつく「週単位」、カレンダーをめくれば月が変わり、新しく買い替えると一年が過ぎます。誕生日は年ごとに訪れ、記念日も毎年ひとつずつ数を増し...
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2023/06/02

207)政権の大罪

 資質と能力に欠ける息子を誰はばかることなく総理秘書官に取り立て、失態を重ねさせたあげくポンと放り捨てた岸田氏は、総理はおろか父親としても失格です。彼は自分に任命責任があると認め、一方で息子は苦い挫折を味わいましたが、これが彼らの「肥し」になるかどうか大いに疑問です。たいていの政...
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2023/05/19

206)「光ルくん」がんばれ!

  今回は大津市へのエール記事ですが、まず公務員の風上にも置けない国交省幹部らの人事情報漏洩について書かずにいられません。森友・加計学園問題に見るように公の私物化は安倍政権で頂点(どん底?)を極めた感がありますが、首相が変わって水が清くなるわけではありません。政権をつらぬく暗流は...
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2023/05/07

205)言葉について 2

   政治家の弁明めきますが前回は大変舌足らずで我ながら意味不明の記事となりました。「訳わからん。言葉の劣化はお前だろう」と言われても仕方ありません。こうして書くほどに自分をさらしていますが恥は覚悟の上、今後もぼつぼつ続けていきたいと思います。言葉は本当に難しいと感じます。言いた...
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2023/04/26

204)言葉について

 「初めに言葉ありき」はヨハネによる福音書の有名な冒頭句。ここだけ切り取って云々することは控えるべきでしょうが、それにしても至言です。言葉は人間の創造物であり、同時に人間は言葉の創造物であるという事情を端的に表しています。いまや人工知能と言葉の関係も同様になりつつあるでしょう。 ...
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2023/03/26

203)処理水のヒラメ

 福島第一原発の汚染水は今も1日におよそ100トン発生しています。東電はこれを多核種除去設備(ALPS)で処理しタンクに保管しており中身は132万トンを超えました。それを海水で400倍ほど薄めて海に捨てる計画を彼らは進めています。この処理水の中で飼われているヒラメの映像をみて本当...
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