詩人金時鐘の言葉について書こうと考えていた朝、新聞の一面でその人の言葉に出会いました。 「終わりは、いつも終わらないうちに終わってしまうのよ。」 朝日新聞1月28日朝刊、折々のことば(鷲田清一)。鉛筆画家・木下晋との対談「生とは何か」から採られたものです。~裏返していえば、...
2022/02/02
2022/01/29
163)個人的なこと 2
妻のことは二人共通の友人の一部にしかお知らせしなかったため、今年も変わらず多くの年賀状をいただきました。迷った末、先日その方々にハガキを送りましたが、今後はもはや恒例のご挨拶をすることはないだろうとの思いにとらわれ「年賀状終結宣言」をしてしまいました。ご覧になった方には藪から...
2022/01/24
162)個人的なこと 1
このブログは「公」について考えることを目ざし、たとえ個人的な体験であっても社会との関わりを意識して綴ってきました。しかし今回は例外として全く私的なことを記述します。お読み下さる方に恐縮至極、また私自身にも言葉にし難いことを文字にする困難な作業ですが、これをおいてブログも私も先...
2021/11/24
161)選択のゆくえ
少なくとも週に1回の投稿と決めて再開したブログですが、元からの遅筆にくわえて机に向かわぬ日々が続いてあっという間に1か月、たいへんなご無沙汰となりました。この間に行われた衆院選の感想をつづります。この選挙で、なんと「民意」は現状維持を求めました。この結果に対する失望と無力感は...
2021/10/23
160)労連ニュース
大津市労連の発行する「労連ニュース」(10月14日付)を読みました。大津市の公文書疑惑をめぐる国家賠償請求訴訟の公判を報じています。そこから市職員の方々が公務の在り方について鋭く深く自問しておられることが伺え、不肖のOBとしても一言書かずにはいられなくなりました。そう思い立って...
2021/10/12
159)たとえば「愛国心」について
高校新教科「公共」に関連してもう少し書きます。為政者が「愛国心」の涵養、発露を国民に求めるのは、それが人権主張のブレーキになると期待してのことでしょう。何といってもその方が政府に好都合ですから。したがって教科書に載せる近現代史の「史実」は入念に取捨選択されており、教育現場への...
2021/10/03
158)「学ぶ力」によって
あらためて新科目「公共」の成立過程を振り返ります。前回お伝えしたとおり2006年の教育基本法「改正」で、「公共」、「道徳」、「家庭」、「愛国」といったキーワードが表に出てきました。ついで2010年の参院選において自民党は、「道徳教育や市民教育、消費者教育等の推進を図るため新科目...
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