2025/04/13

271)羽柴秀吉のこと

271)羽柴秀吉のこと   いまや乗っ取られたジャンボ機のような世界です。たった一人の犯人が震えあがる乗客にいくら出せるか尋ねています。彼は粗雑な米国人ゆえ「呉越同舟」の故事を知りません。奇しくも呉だか越の末裔と思しき一人の乗客が立ち上がって犯人に文句を言いました。何を、とすごむ犯人。どちらも腕力に自信...
続きを読む »

2025/03/29

270)第三者委員会の報告について

270)第三者委員会の報告について  ビワマスにやさしく斎藤元彦にきびしい熱血漢のO君が、兵庫県の第三者委員会の会見動画を見るようにメールしてきました。あいかわらず深夜まで怒りながら動画を見ているらしく発信時刻は午前4時すぎです。「知事のパワハラが職員の意欲をそこなう。それが県政の停滞につながる。藤本委員長はそう言...
続きを読む »

2025/03/19

269)漱石のこと

269)漱石のこと  今回は夏目漱石と私との個人的な関係(!)について書きますが、まず「商品券」、「公認」、「襲撃」についてふれます。どれもため息のでる話です。首相から新人議員に渡された10万円の商品券は「家族にハンカチでも買ってあげて」という趣旨だったとの説明がなされました(何枚買えるねん?!)。...
続きを読む »

2025/03/11

268)「私利道」を行く

268)「私利道」を行く   海の向こうでドナルド・トランプが、こちらで斎藤元彦が「公の毀損」に精を出しています。二人が有している権力と迫力は月とすっぽんですが、共に同じ砂利道ならぬ「私利道」を突き進む義兄弟、濃い顔と薄い顔が交代でニュースに出ない日はありません。かくも多くの不適格者が集団のリーダー(首相...
続きを読む »

2025/03/02

267)斎藤知事を内田樹氏が論評したこと

267)斎藤知事を内田樹氏が論評したこと   友人O君は思いこんだら一直線の熱い男です。高校時代から今にいたるも変わりませんが、それを私はなかば呆れつつ 賞賛しています。愛知川流域のビワマスやイワナも彼をほめたたえていることでしょう(記事 「ビワマスの通い路」 )。彼は「斎藤元彦には腹立ってしゃあない。立花もひどい。維新...
続きを読む »

2025/02/21

266)金時鐘講演会(続き)

266)金時鐘講演会(続き)  金時鐘講演会「済州四・三事件犠牲者慰霊祭に思うこと」の続きですが、これがメインディッシュです。2月8日の東成区民センター6階ホール。大きな拍手に迎えられて登場した詩人は、客席に向かってずらりと並んだ若者の中央に着座し、一呼吸おいて静かに話し始めました。まず取り上げたのは時鐘さん...
続きを読む »

2025/02/18

265)金時鐘講演会(四・三事件をめぐって)

265)金時鐘講演会(四・三事件をめぐって)    2月8日、大阪の東成区民センターで開かれた金時鐘講演会「済州四・三事件犠牲者慰霊祭に思うこと」について書きます。これは、在日コリアンを中心とする大阪の若者ら約30人が、敬慕する先達である96才の詩人を書斎から担ぎ出し、自分たちも一緒にステージに上がって思うまま意見を述べる場...
続きを読む »

2025/02/07

番外)明け方にトイレに起きる方へ

番外)明け方にトイレに起きる方へ   「21世紀日本の『公』を考えます」と大見得を切っておきながらこんな記事を書くのはさすがにアウトだろう、しかしこれまでから脱線すれすれだ、そういえば「笑って許して」という歌があったな、和田アキ子だったか(昔はよかったがもう身を引けばいいのに)、今回は一つ「許して路線」で行くか等...
続きを読む »

2025/02/02

264)紙について

264)紙について   子どもの頃に読んだ本の中で「よく分からないけれど不思議に心ひかれる言葉」に出会ったことがある方は多いでしょう。私の場合は、干し草のベッド、山羊のミルク(どちらも「アルプスの少女」)、レモネード、徒競走(同じく「あしながおじさん」)、りんごの圧搾機(「車輪の下」)、浩然の気を養...
続きを読む »

2025/01/21

263)縄文人になった人

263)縄文人になった人   復元されたその石斧をみて私はすぐにオカシイと思いました。木の枝に穴を開け、そこに磨いた二等辺三角形の石を頂点から突っ込んだだけの細工です。これでは勢いよく斧を振り上げた際、石の自重で刃の部分がすっぽ抜けるに違いありません(慣性の法則で)。ところがT君は「いやこれで合ってるよ。...
続きを読む »

2025/01/13

262)裏金講演会(参加報告)

262)裏金講演会(参加報告)    前回記事の続きで自民党の裏金を告発した上脇博之教授の講演会の感想を少し書きます。フェリエ南草津の会場は 130人の定員に220人が入って立ち見がでる盛況でした。しかし、と続けると語弊があるけれど、ほぼ全員が私と同年配か年長と思しき人々。若者にとっては休日も忙しく、そもそも講...
続きを読む »

2025/01/12

261)裏金講演会(本日開催)

261)裏金講演会(本日開催)   自民党の研修会ではありません。昨年、バンダナの鉢巻をキリリと締めて金権政治の沼に大石を放り込んだ神戸学院大学教授・上脇博之氏の講演会が本日(1月12日)14時から「フェリエ南草津」で開催されます。演題は「自民党『裏金』事件 民主主義をあきらめないで」、立民県連代表らとのシンポ...
続きを読む »

2025/01/06

260)おめでたくない?

260)おめでたくない?   おめでとう、と言っていられない人のために今年も頑張ると山本太郎氏が言いました。その言やよし。経団連の新年会場では政財界のお偉方が満面の笑みで祝杯を上げていますが、巷には年金支給日を指折り数えて待つ人、子どもの塾をやめさせる人、仮設住宅から出られない人などが大勢います。政権が自...
続きを読む »