2025/10/29

292)世界の真ん中で咲き誇る

   安倍晋三氏にならって高市首相も「世界の真ん中で咲き誇る国」と言いました。やはり並みの人ではありません。まるでローマ帝国(他にモンゴル帝国、大英帝国、スペイン帝国、ロシア帝国など)の皇帝の亡霊のようです。すこし小粒ですが「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも な...
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2025/10/22

291)魔女が笑う

   「鷹位置内閣」が誕生しました。少なくとも日本初の女性首相として意義があります。性別より中身だという意見もありますが、歴代の男性首相の中身を見るとそうとばかり言えません。よかれあしかれ憲政史に新たな1ページが加えられました。これがこの内閣のたった一つのプラス面かも知れません。...
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2025/10/19

290)「嫁」をめぐって

  猫の目のような政局です。国民民主の玉木氏がもったいぶっているうちに維新に先を越されました。「企業団体献金廃止」の表看板を一夜にして「議員定数削減」に書き変えた維新も猫の目です。自民・維新タッグに参政・N国も加わるとか、世も末じゃあ。これまでの野党結集の動きを「野合」や「数あわ...
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2025/10/16

289)シゲルとサナエ

   「 高市さん、真っ先に自民党の本領発揮で清々しいですね。公明党が気高く見えるような展開に目が離せません。野田さんの節操のなさも印象深いことです。次々善の政治で未来につながればまだしもです。」とは 友人T君の弁です。「大津通信」の専属無給カメラマンでもある彼は、きのう秋の写真...
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2025/10/04

番外)がっくり

 高市氏が自民党総裁に決まりました。前回記事で5人の候補とも石破氏に劣ると書きましたが、おのずから程度の差があります。よりによってこの人が選ばれるとは。 決選投票が行われている最中、わが家にハウスメーカーの人がやって来ました。見積書を示して「外壁塗装と屋根補修でざっと1000万、...
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2025/09/27

288)ペキンダック

   友人O君(言文一致男)からメールが来ました。「石破さん、国連総会に出席してええこと言うとる。首相はこの人がいちばんええと思うたわ。石破茂のラストスピーチやなあ。」とありました。たしかに良い演説でした。石破氏は安保理がロシアのウクライナ侵攻を止められていないと指摘し、「この瞬...
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2025/09/18

287)次はだれか?

 粘り腰の石破氏がついにギブアップし、待ちかねていた人たちが舞台に出てきました。次期総裁を決める必要があるのは百も承知だけれど、やれやれまたかという感じです。自民党と無縁な私ですが、どうせなら石破氏より政治家として優れた人がバトンを受け継いでほしいと思います。  そんな目で候補者...
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2025/09/05

286)スマホ厳禁

 自由民主党はその素晴らしい党名にふさわしくない政党であると私は常々思っています(ほかの政党より名と実の乖離度が大きい)。この党の金権体質および強者優先の政治姿勢は、長く政権与党であることで強化されてきました。見方を変えれば最も力量のある政党でしょう。その党内で「解党的出直し」を...
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2025/08/24

285)「ボランティア」続報

 ボランティア活動は「よいこと」とされており私もそれに賛同しますが、活動の主体が自分自身である場合は少し話が変わります。なぜか「私もボランティアをしています」と言いにくい居心地の悪さがあるのです。そこでタイトルも括弧でくくりました。これは「公」と「私」の関係をめぐってブログのテー...
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2025/08/14

284)「なめられてたまるか!」

  石破首相の啖呵はまだ記憶に新しいところです。7月10日、千葉県船橋市での参院選の街頭演説で彼は言い放ちました。「 いまトランプ関税で国益をかけた戦いをしている。たとえ同盟国であっても正々堂々と言うべきは言う。なめられてたまるか!」。私は、よくぞ言った、でも相手は太平洋の向こう...
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2025/08/03

283)選挙結果について

 参院選の結果について少し書きます(書きかけては中断していました)。自民敗北は自然の流れであったと思います。もともと有権者の多数は政治権力に対してあまりに寛容(もしくは従順)でしたが、さすがに近年の自公政治に愛想が尽きたのでしょう。モリ、カケ、サクラ、裏金、物価高、米騒動、米追従...
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2025/07/14

282)地域デビュー

  6月のある日、私は草津市の社会福祉協議会に行き「何かお手伝いできることはないでしょうか」と尋ねました。さんざん迷ったあげくです。係の女性にうながされカウンターをはさんで座りました。「ボランティアのご希望ですね?」、「はい、スキルはないけれど動くのは苦になりません」、「ご希望の...
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2025/07/08

281)センタクの夏

 抜けるような青空いっぱいに無数の白シャツがはためく光景。それはかつて洗剤のテレビCMの定番でしたが、あの映像がもたらす爽快感や清涼感は、夏の暑さが尋常である時代の産物であったと今にして思います。さかのぼると「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香久山」につながる感覚...
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2025/07/01

280)宙ぶらりんに耐える

 たまたま読んだ本「ほんとうの会議」が良かったのでさっそく記事( 276 ・ 277 )にしましたが、さらに他の本を読み友人らの話を聞くにつれ、私が感心したネガティブ・ケイパビリティ(negative  capability・消極的能力)の概念は日本でも以前から広く論じられている...
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2025/06/21

279)老人と山

 久しぶりに桐生の話題です。ここは私たちの庭でした(何度も恐縮です)。もう20年ほど前、山の斜面を横切っていくイノシシの親子に出会いました。ママが先頭、よちよち歩きの子どもが数匹の一列縦隊で、時おりピタリと立ち止まって周囲の様子をうかがいます。歩いたり止まったりをくり返し、舞台で...
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2025/06/13

278)兵庫県はあかんたれ(?!)

  また梅雨がやって来ました。どこにも豪雨被害が出ないことを祈ります。豊かだけれど湿潤な東アジアモンスーン気候です。西洋にジューンブライドなる美しい言葉があるのは、かの地に梅雨がないことと関係しているでしょう。アヅマも私も同じ年の6月生まれですがこの時期ばかりは「西洋いいじゃない...
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2025/06/09

277)「ほんとうの会議」その2

 李在明氏が大統領になりました。「日本は敵性国家だ」と述べた人ゆえ日韓関係の悪化を心配する人もいますが、それは二の次の問題です。韓国の有権者の8割が投票し、前大統領の発した戒厳令を強く批判した李氏が当選したという事実が重要であり、隣国のことながら良かったと私は思います。同氏は高潔...
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2025/06/03

276)「ほんとうの会議」

 「ほんとうの会議」は本の名前です。世の中の会議は全部ニセモノだと言わんばかり。実際、本の帯に次のとおりの言葉が並んでいます。~ 討論なし。批判なし。結論なし。「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、なぜこれほど人生を豊かにするのか? 私たちが囚われている「不毛な会議」観を根底からひ...
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2025/05/27

275)米劇場と膝腰サプリ

  小泉進次郎氏が農林水産大臣になりました。この人も前任者と同じく政治家としての見識を感じさせませんが、政権はともかく流れを変えたいのでしょう。そろそろ潮目は変わるだろうし、少なくとも「何かやってる感」は出せるはずとの魂胆です。小泉氏もそれを承知で走り出しました。パフォーマンス倒...
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2025/05/19

274)米騒動

 トランプ騒動ではなく主食である米の騒動について書きます。これまた「食えない」話です。スーパーから米が消えたと報じられたのは二月ごろでしたか。でも私が住んでいるのは米どころ近江、全国屈指の水田率を誇る滋賀県です。ここはまだ大丈夫だろうとたかをくくって失敗しました。気がつくとハズイ...
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