2015/09/01

14)ちょっと一服 ~ブログ開設者として~

 連載(?)の途中ですが、いま考えているところを率直に記述します。

すでに書いたとおり、ガラス瓶に手紙を入れ波にまかせる気持ちで始めたブログが、幸い多くの方々の目にとまり、コメントもいただきました(2万8千ビュー)。
 いま現代史の節目のときにブログを始めるなら、ひとりの国民としてまず大きな状況について発言すべきではないかとも内心思いながら、大津市政(大津のまちづくり)をテーマとしています。
 すでに辞めた私がいまだに大津にこだわっているのは、在職中に果たせなかった責務(より妥当な組織運営ひいては市政運営のためのお手伝い)を、いま外部の者として僅かでも果たしたいとの考えによります。辞めた以上いさぎよく黙っているべきだという考え方もありますが、1年あまり様子を見て、あえて私は発言する決心をしました。偉そうですが後輩職員の皆さんへ「しっかりやって下さい」というエールの気持ちもあります。これがブログ開設の趣旨です。
 
<コメント投稿について>
 ご存知の方が多いでしょうが、少しご説明します。
 投稿者が「匿名」を選ぶと、その人のアドレスその他、一切の情報は私に届きません。私のブログ管理画面にはコメント内容が表示されるだけです。もちろん編集など一切できないので私はコメントを公開するか、消去するかの二者択一を行います。その決定は、誹謗、中傷、個人情報暴露などに該当するかどうかで判断しています。
 これまで私が消去した記事は3件で、「投稿者の心情はよくわかる。しかしこのまま公開すると中傷になりかねない」と判断したことによります。
 それ以外のコメントは腹をくくって公開しています。中には私と異なる意見や表現も含まれています。また、組織内の不満や疑念の表明もあります。このブログを単なる「吐け口」とせず、表明者自身および関係者にとって「事態改善」の契機にしていただきたいと願います。
 正直なところ、不可能を承知で私が添削したいコメント(済みません!)もありますが、それを一々ボツにしていたら言論統制になりかねません。
 もし偏った意見、一方的な見解があったなら別の読者が意見(異見)を述べる、そうしたやり取りで論点が深まって行く。多様な意見が多く出されて視点が重層的になることが、こうした「情報広場」の可能性だと思います。読者となってくださった方には、恐縮ですが広場の構築にご協力いただきたいと思います。それが迂遠なようでも大津のまちのプラスになると思います。

<私自身について>
 何人もの人から市長選に出るのかと聞かれました。その考えはまったくありません。広い大津の中に適材がおられる筈です。
 はじめにも書きましたが、私が性に合わないブログを始めたのは名前を売るためではなく、情報および意見を広く発信する場として他に手段がないと考えたためです。実際のところは、名前を売らず「悪名を売る」ことを大いに危惧しています。
 副市長の職にあった者が、今度は外から市長の市政運営に意見を申し上げるわけですから、予定調和的な世界ではありません。「茂呂はそんなに行儀の悪い奴だったのか」という声も聞こえてきそうです。
 これを内部告発と捉える人もいるでしょう。告発ではなく改善が私の目的ですが、その手段として一部の情報を公けにしていますから、その捉え方は見当違いでもありません。
 内部告発で不正が正された例は多数あり、今は内部告発者を守る制度も整備されていますが、いまなお世間的には、この言葉にマイナスのイメージが付きまといます。
 要は守るべき利益を個人におくか、組織におくか、社会におくか、そのレベルの問題だと考えます。書き出すとつい長くなるのでこれで辞めます。私になにか野心があるなら、こんなブログはやりません。大津市政に関する記述は今後もボツボツ続けていきます。
 最後に職員の方々に一言。
 私のブログが皆さんにご心配をかけ、余計な業務を増やしているとしたら許してください。
 ブログの記事に対しては、木々の枝葉でなく森全体でとらえてください。
 公の仕事をする公務員の誇りをもって、市長のもとで市民のために最善の仕事をするよう今後とも努力してください。
 









1 件のコメント :

  1. こんにちわ。

    日本が大きく変わろうとしているときに大津のことでいいのかと茂呂君は思ってるみたいですが、大津のことでいいと私は思います。
    安倍政権も越市長も、たしかに選挙の勝者であり民意の代表者です。しかし、だからといって、安倍首相や越市長の価値観が何から何まで正当化されるのか?
    この疑問点が、両者共通ですからねえ。
    越市政を語ることは、安倍政権の独走を自ずと語ることになると思いますよ。

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