2025/05/02

273)会津隆吉と青梧堂

273)会津隆吉と青梧堂  『会津隆吉と青梧堂』という本(清水久子著、ネコオドル発行、2025年4月刊)が大変よかったので感想を記します。「会津隆吉」はペンネームで本名は石原直温、彼が興した出版社が「青梧堂」。石原直温氏は東京帝大仏文科を卒業後、横光利一に師事し作家・社主として活躍します。ところが昭和19...
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2025/04/23

272)かなかな話法はアリですか

272)かなかな話法はアリですか  「月の石が見れたらいい かな と思って来ました」、「お昼はやっぱしご当地ラーメンが食べたい かな 」、「少しでも安いお米をお売りしたい かな と考えています」、「はやく日本語を覚えて介護現場で活躍してほしい かな と思います」等々。近ごろニュースで聞いた「まちの声」です。自分の...
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2025/04/13

271)羽柴秀吉のこと

271)羽柴秀吉のこと   いまや乗っ取られたジャンボ機のような世界です。たった一人の犯人が震えあがる乗客にいくら出せるか尋ねています。彼は粗雑な米国人ゆえ「呉越同舟」の故事を知りません。奇しくも呉だか越の末裔と思しき一人の乗客が立ち上がって犯人に文句を言いました。何を、とすごむ犯人。どちらも腕力に自信...
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2025/03/29

270)第三者委員会の報告について

270)第三者委員会の報告について  ビワマスにやさしく斎藤元彦にきびしい熱血漢のO君が、兵庫県の第三者委員会の会見動画を見るようにメールしてきました。あいかわらず深夜まで怒りながら動画を見ているらしく発信時刻は午前4時すぎです。「知事のパワハラが職員の意欲をそこなう。それが県政の停滞につながる。藤本委員長はそう言...
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2025/03/19

269)漱石のこと

269)漱石のこと  今回は夏目漱石と私との個人的な関係(!)について書きますが、まず「商品券」、「公認」、「襲撃」についてふれます。どれもため息のでる話です。首相から新人議員に渡された10万円の商品券は「家族にハンカチでも買ってあげて」という趣旨だったとの説明がなされました(何枚買えるねん?!)。...
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2025/03/11

268)「私利道」を行く

268)「私利道」を行く   海の向こうでドナルド・トランプが、こちらで斎藤元彦が「公の毀損」に精を出しています。二人が有している権力と迫力は月とすっぽんですが、共に同じ砂利道ならぬ「私利道」を突き進む義兄弟、濃い顔と薄い顔が交代でニュースに出ない日はありません。かくも多くの不適格者が集団のリーダー(首相...
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2025/03/02

267)斎藤知事を内田樹氏が論評したこと

267)斎藤知事を内田樹氏が論評したこと   友人O君は思いこんだら一直線の熱い男です。高校時代から今にいたるも変わりませんが、それを私はなかば呆れつつ 賞賛しています。愛知川流域のビワマスやイワナも彼をほめたたえていることでしょう(記事 「ビワマスの通い路」 )。彼は「斎藤元彦には腹立ってしゃあない。立花もひどい。維新...
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